塩たんかん ローストビーフ+サンド

こんにちは、2020年の秋からブログや広報など裏方でのお仕事を担当している廣瀬です。
パソコンでカチャカチャしたり、工房内に潜入したりと動き回っています。

今回は、私も大好きな調味料「青切り塩たんかん」についてご紹介します。

冬のシーズンはやくしま果鈴にとって、ストックしているフルーツを仕込んだり、2月になるとたんかんをちぎったり、仕込んだり仕込んだり…とにかく仕込みの季節です。細かくカットしたり、砂糖に漬け込んだり、粉末にしたりとやる事は果てしなくエンドレスです。

やくしま果鈴 青いたんかん

そして、この塩たんかんも例にもれることなく細かくカットします。自社農園の少し果汁を含んだ、青い実のたんかんを使います。
これは本来の摘果の時期より少し時間をおいてから塩タンカン用に別に収穫します。さらに、舌に触らない様に皮の傷やヘタ、種を取ってそれ以外は全て実も皮も小さくカットしてから塩と混ぜます。この下処理のカットが中々大変で、青いたんかんって固いんですよ、量が量なので腱鞘炎になるかと思いました。

塩は、屋久島の海水を平釜で手作業で5日間炊いて作る「永田の塩」を使っています。

材料はこの2つだけ。それから、気候によって、2週間から3週間毎日混ぜて空気を入れてあげます。塩の塩味と旨味がたんかんに移り、熟成していくにつれ、とてもまろやかになっていくのが見た目からもわかります。ここまで来たら、後は瓶詰です。

やくしま果鈴 青ぎり塩たんかん

もともと私は柚子胡椒は大好きなんですが、ピリ辛なので、量を食べると舌がマヒしてくるんですよね。そこでこの青切り塩たんかんを試食させてもらった時の感想は、「辛みもなくて、なんか初めて食べる調味料だなぁ。でも柑橘の酸味と塩味が聞いてるから柚子胡椒の代わりに使えそう。それに子供も食べれるなあ。」でした。
家で色々試してみて、鍋はもちろん、ドレッシングの隠し味や、餃子にこっそり忍ばせたり、オイル系のパスタや蒸し鶏も美味しかったですね。そうそう一品持ち寄りパーティに牛タンの塩煮込みを持って行ったんですが、その時にそっと添え付けておくと、皆がなにこれ⁉ってちょっと話題になりました。
その時はハイボールを呑んでいたのですが相性もばっちりで、してやったりです。食べた後、口の中に柑橘のさっぱり感も残るので、脂っこい物でもスッと入るのが良いですね。

なにやら、最後は商品の紹介というより食レポみたいなお話に成りましたが、皮の傷とヘタ、種以外を丸ごと使った有機栽培の青いジューシーなたんかんと屋久島の海の恵みを閉じ込めた、永田の塩。この二つだけで作り上げた「青切り塩たんかん」は、辛みもないので子ども達のごはんにも使えますし、開封してからも風味がまろやかになり変化して楽しめます。実は先日、わたくしは大人買いしましたのでホクホクしています。いやぁ、色々使うと一瓶なくなるのがあっという間でして…

もし興味をそそられましたら、屋久島のお土産屋さんや、オンラインショップで販売してますのでお気軽にのぞいてみて下さいね。